ブラック・ミュージック千本ノック~SoulとR&Bと色々な音楽~

管理人が手に入れたR&Bのアルバム、1000枚の紹介文を書き続けるブログ その先に見えるものは天国か地獄か・・・

2017年04月

Gorillaz - Humanz [2017 Parlophone, Warner Music]

1998年にイギリスのロック・バンド、ブラーの中心人物であるデーモン・アルバーンと、「タンク・ランド」シリーズなどで知られる同国出身の漫画家、ジェイミー・ヒューイットによって「創造」(あくまでも彼らはクリエイターであって、メンバーではない)された、多国籍のメンバーによる『架空の』バンド、ゴリラズ。2000年にEP『Tomorrow Comes Today』でレコード・デビュー。翌年には”Clint Eastwood”や”19-2000”などのヒット曲を輩出した初のフル・アルバム『Gorillaz』を発表。各国でプラチナ・ディスクを獲得する人気グループとなった。

その後も、2010年までに3枚のアルバムと複数の企画盤を発表。それと並行してライブ・ツアーやロック・フェスへも精力的に参加。”Feel Good Inc.”がグラミー賞を獲得した年のステージでは、マドンナとのコラボレーションも披露するなど、常に斬新な仕掛けを見せ続け、「最も成功したヴァーチャル・バンド」としてギネス・ブックにも掲載された。本作は、そんな彼らにとって、7年ぶり通算5枚目となるオリジナル・アルバム。

前作『The Fall』は、楽曲の大半をツアー先のホテルでiPadを使って制作したという、企画盤に近い作品だったが、本作は再びスタジオ録音中心に戻っている。しかし、楽曲の骨格を作る際には、iPad用のガレージ・バンドを用いるなど、色々なツールを目的に応じて使い分けているようだ。

だが、久しぶりの新作を手に取って、びっくりしたのは豪華なゲスト・ミュージシャンだ。デ・ラ・ソウルのように過去の作品に参加しているミュージシャンの他、ヴィンス・ステイプルズやドラマのような気鋭のアーティスト、メイヴィス・ステイプルズやグレイス・ジョーンズのような大ベテランまで、色々なスタイルの人気ミュージシャンが、彼らのために集結している。

本作からの先行シングルは6曲あるが、その中で一番最初に発表されたのは、ジャマイカ出身のレゲエDJ(ヒップホップでいうラッパー)、ポップコーンをフィーチャーした”Saturnz Barz”だ 。地鳴りのような低音が鳴り響く地味なトラックの上で、リズミカルに言葉を繋ぐスタイルが、ゴリラズのポップな世界観とマッチしているミディアム・ナンバーだ。

これに対し、ロングビーチ出身のラッパー、ヴィンス・ステイプルズが参加した”Ascension”は、エレクトロ・ミュージック寄りの華やかな楽曲。聴衆を煽るような勢いのあるパフォーマンスは、軽やかに言葉を紡ぐポップコーンとは対極的なもので非常に面白い、音色を絞りつつ、バンドマン出身らしい感性で高揚感のある電子音を使いながら、バンドっぽい演奏に落とし込んだ佳曲だ。

一方、シングル化されなかった曲に目を向けると、デ・ラ・ソウルを招いた”Moments”と、 アンソニー・ハミルトンが参加した”Carnival”が気になるところだ。

前者は四つ打ちを中心に、色々なタイプのビートを次々と繰り出してくるトラックと、変則的なビートを上手に乗りこなし、アドリブまで見せる巧みなラップが素敵なミディアム・チューン。色々なビートを組み合わせるという発想も面白いが、ビート毎にフロウを変える3人のテクニックも凄まじい。ロックを中心に色々な音楽に取り組んできたデーモンらしい柔軟な曲作りと、あらゆるビートを自分達の色に染めてきたデ・ラ・ソウルの持ち味が発揮された佳曲だ。シンセサイザーを担当しているのがフランスの有名なシンセサイザー奏者、ジャン・ミッシェル・ジャール(日本では小室哲哉とのコラボレーション曲”Together Now”がワールド・カップのオフィシャル・ソングに採用されたことでも話題になった)というのも見逃せない。

そして、アンソニー・ハミルトンを起用した”Carnival”は、彼のヴォーカルを前面に押し出したミディアム・テンポのソウル・ナンバー。電子音を多用した先鋭的なトラックの上で、自身の作品と同じように、武骨だけど温かい、ふくよかな歌声を響かせている。過去の作品でもボビー・ウーマックが客演するなど、ソウル・ミュージックとの親和性の強さを見せてくれたゴリラズだが、本作でもその路線をしっかりと継続している。

だが、本作の目玉は、なんといっても”Let Me Out”だろう。ラップ・グループ、クリスプのメンバーで、カニエ・ウエストのレーベルからデビューしたヴァージニア出身のラッパー、プシャTと、2016年の『Livin' On A High Note』では、年を重ねても進化を続ける姿を見せてくれたシカゴ出身のシンガー、メイヴィス・ステイプルズの二人を起用した力作。プシャTの作風に近いシンセサイザーを多用したトラックに乗せて、ワイルドなラップを披露するプシャと、貫禄溢れる歌声を聴かせるメイヴィス、いつもどおり気そうに歌う2Dが絡み合うミディアム・ナンバー。過去の作品ではボビー・ウーマックが担当していた「本格派ソウル・シンガー」のポジションをしっかりと引継ぎ、威圧的にも聴こえるくらい荘厳な歌声を披露するメイヴィスの姿が印象的だ。

今回のアルバムも、過去の作品同様、個性豊かなゲストを招きつつ、キャラクターの世界観とゲストのスタイルを上手く一体化した、独創的な作品に仕上げている。あえて変化に触れるとすれば、過去の作品に比べてゲストに占めるラッパーの割合が増え、ヒップホップ色が強くなっている点だ。それも、彼らの録音ではあまり耳にしないタイプのトラックと組み合わせることで、ゲスト名義での作品とは一線を画した、ゴリラズ色の強いものに落とし込んでいると思う。

デーモンの柔軟な創造力と、実力に定評のあるゲスト達の意表を突いたパフォーマンスが生み出した、唯一無二の個性的なポップ・アルバム。1+1は2にも3にもなれることを証明した、コラボレーションの手本のような作品だ。個人的には、この面々でツアーを行ってほしいけど、それは難しいんだろうな・・・。

Producer
Gorillaz, Remi Kabaka, The Twilite Tone

Track List
1. Intro: I Switched My Robot Off
2. Ascension feat. Vince Staples
3. Strobelite feat. Peven Everett
4. Saturnz Barz feat. Popcaan
5. Momentz feat. De La Soul
6. Interlude: The Non-conformist Oath
7. Submission feat. Danny Brown & Kelela
8. Charger feat. Grace Jones
9. Interlude: Elevator Going Up
10. Andromeda feat. D.R.A.M.
11. Busted and Blue
12. Interlude: Talk Radio
13. Carnival feat. Anthony Hamilton
14. Let Me Out feat. Mavis Staples & Pusha T
15. Interlude: Penthouse
16. Sex Murder Party feat. Jamie Principle & Zebra Katz
17. She's My Collar feat. Kali Uchis
18. Interlude: The Elephant
19. Halleujah Money feat. Benjamin Clementine
20. We Got The Power feat. Jehnny Beth





ヒューマンズ
GORILLAZ
ワーナーミュージック・ジャパン
2017-05-24

Mary J Blige - Strength Of A Woman [2017 Capitol Records]

1992年に、アップタウン・レコード初の女性シンガーとして、アルバム『What's the 411?』でメジャー・デビュー。同作からシングル・カットされた『You Remind Me』と『Real Love』が、2作連続でR&Bチャートの1位とゴールド・ディスクを獲得。その後も2016年までに11枚のオリジナル・アルバムと8枚の企画盤、全米総合チャートを制覇した”Family Affair”や、同R&Bチャートを制覇した”Be Without You”など、多くのヒット曲を残してきた、ブルックリン出身のシンガー・ソングライター、メアリーJ.ブライジこと、メアリー・ジェーン・ブライジ。

このように書くと、順調満帆なキャリアを歩んでいるように見えるが、彼女は常に、新作にかかる期待の大きさや、次々に登場する新人ミュージシャン達、類稀な歌声を持つシンガー故のマンネリ化の危機と戦ってきた。その苦悩を伺わせる一端として、これまでにも、ソロ・デビュー作『The Miseducation of Lauryn Hill』がグラミー賞を総なめにした直後のローリン・ヒルが制作した”All That I Can Say”や、カリフォルニア州コンプトン出身のプロデューサー、ドクター・ドレを招聘した”Family Affair”、デビュー・アルバム『In the Lonely Hour』が各国のヒットチャートで1位を獲得していたロンドン出身のシンガー・ソングライター、サム・スミスがペンを執った”Therapy”などをシングル曲として発表。従来の彼女の音楽性からはイメージしづらい、意外な人物とのコラボレーションで私達を驚かせてきた。

そして、今回のアルバムは、前作『The London Sessions』以来、約3年ぶりとなるオリジナル・アルバム。

アルバムからシングル・カットされた3曲のうち”Thick of It”については過去に触れているので、残りの2曲について説明すると、アルバムの1曲目に収められている”Love Your Self”はダリル・キャンパーがプロデュース。フィーチャリング・アーティストにカニエ・ウエストを起用したミディアム・ナンバー。60年代から70年代初頭にかけて、2枚のアルバムをチェスから発表している、SCLCオペレーション・ブレッドバスケット・オーケストラ&クワイアの”Nobody Knows”をサンプリングしたこの曲は、勇壮なホーンの演奏を核にした荘厳なトラックと、キャリアを重ねる中でますますパワフルになったメアリーの歌声がぶつかり合う、ダイナミックな楽曲。50セントの”I Don't Need 'Em ”やゴーストフェイス・キラーの”Metal Lungies”で使われてる有名なサンプリング・ソースに新しい解釈を吹き込んだダリル・キャンパーの制作技術にも注目してほしい。余談だが、今後の動向が気になるカニエ・ウエストのパフォーマンスもいい味を出している。

そして、もう一つのシングル曲”U + Me (Love Lesson)”は、アッシャーの2016年作『Hard II Love』に収められている”No Limit ”や、ニーヨの2015年作『No Limit』に入っている”Congratulations ”などを手掛けてきたブランドン・ホッジがプロデュースを担当。こちらは、シンセサイザーの甘い音色を軸にしたロマンティックなミディアム・バラード、力強い歌声を聴かせることが多いメアリーに、艶めかしいメロディを歌わせるブランドンの作曲スキルと、一つの曲の中で色々な表情を見せるメアリーの歌声が聴きどころ。色々なタイプの楽曲を自分のものにしてきた彼女の強みが発揮された作品だ。

それ以外の曲に目を向けると、カナダ出身のクリエイター、ケイトラナダと同国出身のファンク・バンド、バッドバッドノットグッドがプロデュースした”Telling The Truth”が面白い。ケイトラナダらしい、シンセサイザーを駆使した浮遊感のあるトラックと、バンドの生演奏を混ぜ合わせたエレクトロ・ミュージックともソウル・ミュージックとも異なる不思議な雰囲気のトラックの上で、リズミカルに言葉を紡ぐアップ・ナンバー。サビを担当するケイトラナダのしなやかな歌声と、それ以外のメロディを担当するメアリーの芯が太いヴォーカルの対比も新鮮だ。

また、本作のタイトル・トラックである”Strength Of A Woman”は、ブランドン・ホッジとともに、テディ・ライリーがプロデュースを担当したミディアム・ナンバー。といっても、実際にはブランドン色の濃い楽曲で、甘くポップなメロディと、大地を揺らすような重いビートが格好良い楽曲。アレサ・フランクリンを彷彿させるパワフルな歌声を持ちながら、本作のような軽妙なメロディの曲では、絶妙な力加減で乗りこなしてみせるところが、彼女の歌の醍醐味だと思う。

今回のアルバムは、前作に比べると、コンピュータやサンプリングを多用した重厚なトラックの上でパワフルな歌唱を聴かせる、ビヨンセやリアーナの近作の手法を踏襲した、アメリカのR&Bの流行を素直に取り込んだ曲が目立っている。そういう意味では、原点回帰のようにも見えるが、色っぽいメロディに定評があるブランドン・ホッジや電子音楽畑出身のケイトラナダなど、新しいクリエイターと積極的に組むことで、過去の作品に親しんでくれたファンの期待を意識しつつ、音楽の幅を広げているように見える。

常に変化し続ける音楽、ヒップホップの女王という異名に違わない、着実かつ大きな進化を見せた作品。まだまだ後進に道を譲る気はなさそうだ。

Producer
Mary J Blige, Darhyl "DJ" Camper Jr., David D. Brown, Theron Feemster, Brandon "B.A.M." Hodge, Teddy Riley

Track List
1. Love Yourself feat. Kanye West
2. Thick Of It
3. Set Me Free
4. It's Me
5. Glow Up feat. DJ Khaled, Missy Elliott, Quavo
6. U + Me (Love Lesson)
7. Indestructible
8. Thank You
9. Survivor
10. Find The Love
11. Smile feat. Prince Charlez
12. Telling The Truth feat. Kaytranada
13. Strength Of A Woman
14. Hello Father




ストレングス・オブ・ア・ウーマン
メアリー・J.ブライジ
ユニバーサル ミュージック
2017-04-28

WILL SESSIONS - DELUXE [2017 Sessions Sounds]

2008年にアルバム『Many Faces』でレコード・デビュー。ジェイムズ・ブラウンやファンカデリックなど、多くの先人のスタイルを吸収、混ぜ合わせた音楽性と、それを具体的な作品に落とし込む高い演奏技術で、熱心な音楽ファンを惹きつけたデトロイト発のファンク・バンド、ウィル・セッションズ。

2011年には、元スラム・ヴィレッジのエルザイが、ナズの代表作『Illmatic』をカヴァーしたアルバム『Elmatic』で、バック・トラックを担当。昔のレコードをサンプリングして作られたビートを、生演奏で忠実に再現したことで、一気に名を上げた。その後も、ヒップホップの有名曲のトラックをバンド演奏で再現した『Mix Takes』シリーズなど、複数の録音作品を発表。リリースの度に、その評価を高めていった。

この作品は、彼らにとって初のオリジナル曲によるアルバム。過去に7インチ・レコードで発売された曲の長尺版を含むもので、プリンスやジョージ・クリントンなど、多くのミュージシャンと仕事をしてきたデトロイト出身のキーボーディスト、アンプ・フィドラーや、ジェイムズ・ブラウンにそっくりな歌唱が注目を集め、ダップトーンズとのコラボレーション曲も残している、マイアミ出身のベテラン・シンガー、リッキーキャロウェイのほか、元ブラックバーズのフルート奏者アラン・バーンズや、『Elmatic』でも歌声を披露しているココ・バタフライなど、豪華な面々が終結している。

アルバムの1曲目、アンプ・フィドラーをフィーチャーした”In the Ride”は、ティム・シェラバーガーのブリブリと唸るベースと、ジェイムズ・ブラウンを支えた名手、フェルプス・キャットフィッシュ・コリンズを彷彿させる軽妙でセクシーなライアン・ジンパートのギターが光るアップ・ナンバー。絶妙なタイミングでリスナーを盛り上げるホーン・セクションや、複雑なリズムを最後まで正確にたたき続けるブライアン・アーノルドの存在も見逃せない。

続く ”Shake It Up, Shake It Down”はリッキー・キャロウェイがヴォーカルを担当した楽曲。曲の冒頭で流れる声を聴いた瞬間、ジェイムズ・ブラウンの録音をサンプリングしたのかと勘違いしたが、全てリッキーによるものらしい。奔放なようで計算されつくした歌唱など、ジェイムズ・ブラウンのスタイルにそっくりなリッキーのパフォーマンスも面白いが、ジェイムズの音楽を忠実に再現した精密だが荒々しい演奏も聴きどころ。彼が参加したもう一つの曲”Come On Home”は、ジェイムズの”Hot Pants”を意識したような、軽快なベースの演奏が光るミディアム・ナンバー。どちらの曲も、往年の名手を意識しつつ、彼らの音楽を自分達のセンスと演奏技術で再構築した魅力的な作品だ。

一方、ココ・バタフライを起用した”Run, Don't Walk Away”は、ギターやベースの粘っこい演奏と、マーサ・ハイやマーヴァ・ホイットニーを彷彿させる、グラマラスな歌声と、アグレッシブなパフォーマンスが格好良いミディアム・ナンバー。スロー・テンポでも、安定感抜群の泥臭いグルーヴを聴かせる演奏者にも注目してほしい。

だが、このアルバムの一番の聴きどころは、なんといっても彼らの高い演奏技術だろう。彼らのスキルを堪能できる単独名義の楽曲は”Off the Line”と”The Diesel”の2曲。中でも、2016年にシングル化された”The Diesel”は、『Elmatic』での演奏を思い起こさせる、ジェイムズ・ブラウン一派のスタイルを継承した、複雑だが精密なグルーヴと、リスナーの心を掻き立てる華やかなホーン・セクションが魅力の、インストゥメンタル作品。フルートやオルガンが次々と飛び出し、リスナーを飽きさせない構成も素晴らしい。

このアルバムは、『Elmatic』で彼らのことを知ったリスナーを意識しつつ、ジェイムズ・ブラウンやPファンク一派など、ファンクの歴史を築き上げてきた先達の手法を丁寧に継承した曲作りが目立つ。リッキー・キャロウェイやアンプ・フィドラーを起用したことも、当時の雰囲気を再現するのに一役買っているし、バンドと頻繁にコラボレーションしているココ・バタフライのパワフルなヴォーカルも、往年の女性ファンク・シンガーを彷彿させる。彼らの個性を取り込むことで、自分達の演奏に、往年のファンクの名手のダイナミックで奇抜な作風と、何度聴いても飽きることのない、普遍的な面白さを加えているように見える。

ドラムとベースを軸に組み立てた安定したグルーヴを核に、新旧のブラック・ミュージックのエッセンスを取り込んだバラエティ豊かな楽曲で、懐かしさと新鮮さを両立した魅力的なファンク作品。ヒップホップのサンプリング・ソースを通してファンクに興味を持った人にはぜひ聞いてほしい。ファンク・ミュージックの奥深さと、コンピュータとは一味違う、バンド演奏の面白さを体験できると思う。

Producer
Sam Beaubien

Track List
1. In the Ride feat. Amp Fiddler
2. Shake It Up, Shake It Down feat. Rickey Calloway
3. Run, Don't Walk Away feat. Coko
4. Off the Line
5. Jump Back feat. Rickey Calloway
6. Cherry Juice feat. Allan Barnes
7. Come On Home feat. Rickey Calloway
8. The Diesel






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