ブラック・ミュージックのアルバムを、1000本紹介することを目標にコツコツと続けているこのブログ。ひとつ前の記事の時点で約50本紹介することができました。

うーん、たった50本のはずなのに、思ったよりもはるかに長くて大変だった。

最初は、自分が聴いた新譜CD(だけじゃないけど)のことを記録に残すために始めた、メモ書きみたいなブログだったけど、始めてみると、色々書きたいこと、伝えたいことが増えてきて、いつの間にやら文字数が増え(最初は1000文字程度だったんですよ)、動画の添付数が増え(最初は1本だけだったんですよ)、シングルや配信限定の作品も取り上げて、という風に、徐々に内容が変わってきました。

あと、12月にはブログ・ランキングにも登録したり、1月には音楽ブログ更新情報を配信している人にもお世話になったりと、色々なところで宣伝をするようになったおかげか、少しずつですがアクセスが伸びてきました。

そこで、今回は過去のアクセス数や人気記事を振り返りながら、今後の目標についても書こうかなと思います。

まず、PV数やUU数から。
まず、この記事は50記事目と並行して作っていたので、PV数も執筆中、具体的には2013年12月22日22時時点の数字なので、多少の誤差は勘弁してください。


PV UU 記事数
2016年11月 31 9 9
2016年12月 768 153 23
2017年1月 1620 309 21


うーん、ブログの開始日が11月19日だから、最初の1か月のアクセス数が少ないのは仕方ないですが、その後の伸びは自分でも正直驚いてます。PV数とUU数は12月から1月で約2倍に増えていたんですねえ・・・。個人的には、12月中旬からブログ・ランキングに参加したことや、1月初旬から音楽紹介ブログに宣伝してもらったおかげでアクセス数が増えたんだと思っていますが、それでも、読んでいただける人が増えたのは正直うれしいです。

さて、次にアクセス数の多かった記事ですが、個人的にはちょっと予想外な結果でした。

5位 Keith Sweat – Dress To Impress [2016 KDS Entertainment] 47アクセス



なんと、2017年1月16日にアップしたキース・スウェットのアルバムが5位。個人的にはこんなにアクセスされていたとは思ってもいませんでした。6位のChildish Gambino7位のTuxedoと僅差の5位とはいえ、デビューから30年以上経っている大ベテランの作品に興味を持っている人が、こんなにも沢山いるんだな、と感慨にふけってしまいました。そういえば、アクセス数の上位には入っていませんが、JoeのアルバムAfter 7の復活作もかなり多くのアクセスがありました。これからも現在の音楽シーンをリードしているトップ・アーティストや、まだ無名だけれど将来有望な若手ミュージシャンの作品と合わせて、90年代以前から活躍しているベテランの作品を取り上げていきたいのでよろしくお願いします。

5位 Frank Ocean -Blonde [2016 Boys Don’t Cry] 47アクセス

キース・スウェットと同一のアクセス数で5位だったのが、2017年1月13日にアップしたフランク・オーシャンのアルバム。今だから言いますけど、ブログを開設した当初は、このアルバムような配信限定、ストリーミング限定の作品は掲載しない方針だったんです。別に、アナログ盤信者とか、アンチ音楽配信というわけではなくて、一定の区切りを設けないと、ブログの方針が固まらないかなと思ったんで。ただ、October Londonのアルバムを聴いて、どうしても記録に残したいと思ったあたりから、徐々に配信限定の作品も取り上げるようになって、今ではThe DreamLloydなど、何組ものアーティストの配信限定の作品も取り上げるようになったって感じです。個人的には、このアルバムは内容も記憶に残りましたが、動画投稿サイトへのアップロードを認めていない点も記憶に残ってます。このブログでは作品毎に、数曲分の動画を紹介しているのですが、このアルバムだけは無理でした。そういう意味でも印象に残ったアルバムです。

3位 Solange ‎- A Seat At The Table [2016 Columbia] 48アクセス



第3位は、2017年1月14日にアップロードしたソランジュのアルバム。個人的には、R&B業界の流行を引っ張っているビヨンセよりも、自分の拘りをストレートに表現しているソランジュの方が好きだったので、このブログを始めた時点で、取り上げようとは決めてました。時期が遅くなったのは単純にタイミングを逃していたのと、彼女をR&Bの括りで紹介していいのかな?と悩んでいたからです。ただ、今回の記事を作るためにアクセス数を見返してみると、GallantWeekndみたいな、いわゆるオルタナティブR&Bと呼ばれる、ロックやエレクトロ・ミュージックを取り込んだR&Bのアーティストに興味を持っている人って、自分の予想以上に多かったんだな、ということが分かった重要な作品でした。

2位 Gallant - Ology [2016 Mind Of Genius, Warner Bros. Records] 55アクセス



第2位は2017年1月2日にアップロードしたガラントのデビュー作。実は、このアルバムはだいぶ前から聴いていたのですが、発売時期が2016年5月と他の作品に比べて早かったのと、自分の周りではあまり話題になっていなかった作品だったこと。あと、当時の自分は、この手のサウンドに食傷気味だったので、ずっと取り上げずにいました。ただ、年末に読んだ雑誌で、現役のレコーディング・エンジニアの方が凄く熱心にプッシュされていたので、改めて聴きなおしたころから、これはFrank OceanWeekendに次ぐ逸材かもしれないと思うようになり、取り上げました。2017年にはアジア進出も予定しているみたいですが、どうなるのか、今から楽しみです。

そして、栄えある第1位は・・・

1位 The James Hunter Six - Hold On! [2016 Daptone] 66アクセス



2017年1月8日にアップロードしたジェイムズ・ハンター・シックスのアルバム。実は、このブログを始めたとき、今回みたいな集計結果は出てこないと予想していました。もちろん、私自身が彼らのようなミュージシャンが好きで、それを記憶に留めたい、できれば多くの人に知ってほしいというのがブログを始めた動機ですし、それは今も変わっていません。実際Sharon JonesとかLee Fieldsのような、いわゆる現行ソウル、ディープ・ファンクと呼ばれるジャンルのミュージシャンは取り上げていましたし、Mavis Staplesのような大ベテランの作品にも触れてきました。とはいえ、これらの面々のアクセス数は決して芳しいものじゃなかったのも事実で、一回はブログの路線変更や廃止も考えたくらいです。おそらく、このアクセスも1月9日に記事を出さなかったことなど、偶然が絡んだものだと思っています。ただ、偶然であれ、少しでも読んでくれる人がいるなら、このブログを続けて、メジャー、インディー、若手、ベテラン関係なく、色々な音楽を紹介していこうかな、と思いました。




さて、2か月を経過した時点のアクセス状況と、アクセス数が多い記事はわかりました。ここから分かったことは、

1.やっぱり話題のミュージシャンの新作は気になるよね
2.でも、地道に活動しているベテランの新作も気になるよ
3.(少なくともインターネット上では)配信限定のアーティストだからって不利じゃないよ
4.音楽の好みは色々だよ

こんな感じでした。

最初のころは、After 7のような90年代に活躍していた人が強いのかなと思っていましたが、ふたを開けると、Frank Oceanのような、現在の音楽シーンをけん引するミュージシャンの記事を読んでいる方が多かったのは、ちょっと予想外でした。あと、公開日のアクセス数を大幅に増やしたChildish GambinoJoeTuxedoなどのように、発売直後の作品をきちんと取り上げることも大切だなと再確認しました。

これらを踏まえて、今後の目標を4つ

1.毎日着実に新しい記事を投稿する
2.記事の質を安定させる
3.積極的に新作を取り上げる
4.レビュー以外の記事も定期的に掲載する

まず、このブログの目的は、自分が聴いたCDなどの情報を記録するところから始まり、今は千枚のアルバム(実際にはシングルも含むけど)を紹介することだということは変わっていません。ですから、まずは着実に記事を増やすことが第一だと思います。ただ、ブログ開始以降、文字数が増えたり、添付する動画の数が変わったりと、少しずつ仕様が変わったのも事実です。今後も、フォームの微調整等は随時するつもりですが、できる限り早い段階で、ブログのスタイルを固めたいと思います。

そして、ブログ開設当初からの懸案事項だったのですが、今年はできる限り、直近の新譜を取り上げたいなあ、と思っています。現時点で1月に取り上げた19作品中、16作品が前年にリリースされたものというのは、1月最初のリリースが6日とはいえ、ちょっとバランスが悪いと思いますし、既に評価が固まった作品の評価を後追いするのも、不本意なので、今後はできる限り色々な新譜を取り上げたいなと思います。

最後の目標は、優先度的としてはかなり低いですが、今後はレビューの邪魔にならない程度に、ライブやイベントの案内なんかもしていきたいなと思っています。いくらインターネットが普及しても、ネットの世界に拾われないものはたくさんあるので、それを紹介したいなと思っています。あと、1か月に1度か2か月に1度かわかりませんが、今回みたいなまとめ記事を作って、現状報告や今後の予定についても考えられたらいいなあと思っています。

さて、長々と書きましたが、このブログはあと950本のレビューを書き上げるまで続けます。みなさんには今後とも応援のほど、よろしくお願い申し上げます。