ヒップホップ界の帝王、ジェイZが創設し、リアーナ、ヴィック・メンサ、ジェダキスといった大物タレントを抱えるロック・ネイション

近年は、ジャマイカを代表するレゲエ・シンガーのブジュ・バントンや、AOMGとH1GHRミュージック、2つのレーベルを率いてアジアとアメリカのヒップホップ・シーンの橋渡しをしているジェイ・パクを引き込み、ポップ・ミュージックの一大帝国として確固たる地位を築いている。

ここに新たに加わったのが、若干20歳(本稿執筆時点)のR&Bシンガー、マエタだ。 インディアナポリス出身の彼女は、10代の頃から豊かな感受性と鋭い嗅覚が光る楽曲を次々と発表し、多くの人から注目を集めてきた。

今回のEPでは、アルバムに先駆けて発表された"Teen Scene"でケイトラナダとバディを起用し、それ以外の曲でも、テディ・ワトソンやDJマスタードといったヒットメーカーがプロデュースを担当。時代の最先端をひた走る楽曲と、現代のトレンドを押さえた楽曲をバランスよく並べている。 

また、彼女の歌もドレイクのようなラップと歌が融合したタイプのものから、エリカ・バドゥのように独特の節回しで歌うもの、レーベルの大先輩、リアーナにも似たじっくりと歌い込むものまで、曲調に応じて様々なスタイルを使い分けている。

ただ、彼女の声質自体はジェネイ・アイコのような可愛らしいソプラノ・ヴォイスのため、どんな曲でもポップに聴こえる。この斬新さと親しみやすさの絶妙なバランスが、彼女の音楽の特徴であり面白さなのだ。

新しい音を積極的に取り入れ、独自の世界観を表現しつつ、あくまでもポップスとして聴かせている。アーティストとして必要な能力と、ポップスターに求められる資質を兼ね備えた逸材だ。

Producer
Kaytranada, DJ Mustard, Teddy Watson etc

Track List
1. Teen Scene feat. Buddy
2. Toxic feat. Beam
3. Habits
4. Bitch Don't Be Mad
5. Sending My Love
6. Gift
7. Doesn't Mean A Thing feat. Leven Cari




Habits [Explicit]
Roc Nation Records LLC
2021-04-30